11月の全国アルバイト平均時給は、一部で改善見られるが停滞基調は続く
対前年同月比は1.9%と、7カ月連続のプラス。職種別では「事務系」(−0.9%)、「サービス系」(−0.1%)、「運輸職系」(0.0%)を除く4職種で前年同月比プラスとなった。
東海エリアは15カ月連続前年比減で停滞傾向が長期化
東海エリアの平均時給額は、958円(前月966円、前年同月994円)で、前月比8円の減額。2008年12月に1,000円台を回復した以外は、昨年3月以降、1,000円を割り込む停滞傾向が続いている。職種別では、「専門職系」が1,098円で最も高く、次いで「運輸職系」(1,044円)、「サービス系」(1,005円)となる。
対前年同月比は−3.6%で、15カ月連続の対前年比マイナス。職種別では「専門職系」(4.9%)、「運輸職系」(2.4%)の2職種が前年比プラスとなった以外、すべての職種で前年を下回り、全体でも前年比マイナスに留まった。
九州、北海道とも前年同期比が増加
九州エリアの平均時給は、827円(前月824円、前年同月824円)で、前月比3円の増額。対前年同月比は、0.4%と8月以来のプラスとなった。
北海道エリアの平均時給は、816円(前月832円、前年同月783円)で、前月比16円の減額。対前年同月比は+4.2%と全エリアで一番高い。6カ月連続の前年比プラス。景気にあまり影響を受けない理・美容関連の時給が堅調に推移していることが平均を引き上げている。
最も時給が高いのは薬剤師
職種別の中身を詳しく見ると、専門職の中でのベスト5は、薬剤師(1922円)、家庭教師(1,493円)、看護師(1394円)、建築・土木(1319円)、技術職(1,300円)となっている。