3月米総合PMIは55.8に上昇 サービス部門が製造業低下を相殺
[ニューヨーク 26日 ロイター] -マークイットが26日発表した3月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は55.8となり、前月の54.1から上昇した。サービス部門が好調だったことが追い風となった。
サービス部門PMI速報値は55.5と、前月の53.3から上昇。24日発表の製造業PMI速報値は55.5と、前月の57.1から低下したが、サービス部門の上昇で総合指数に対する影響は相殺された。
指数は50が拡大と縮小の分岐点となる。
新規受注は54.6と、56.6から低下し、前年10月以来の低水準となった。サービス部門の新規受注は53.9と、前月の56.0から低下し、2012年11月以来の低水準となった。
マークイットの首席エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は、「サービス部門は悪天候に見舞われた2月から回復した。ただ、今回の統計は、米経済の基調的な勢いが失われている可能性もあるとの警告を明らかに発している」と述べた。
新規雇用のペースを示す指数は、サービス部門、総合ともに前月から横ばいとなり、2013年3月以来の低水準にとどまったことで、労働省が来週発表する雇用統計に対する不安材料となった。
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