メルセデスAMG A35は思わずのけぞるほど速い 専用チューニングマシン、乗ってわかった実力
それまでこのようなホットハッチは、フォルクスワーゲンや、イタリアやフランスのメーカーが得意とするところ。その市場にいわば”王者”が入ってきたのですが、競合になったところはやりにくかったでしょう。
いいとこどりのハッチバック
現行のメルセデスAMG A35 4MATICは、全長4440ミリ、全幅1800ミリ、全高1410ミリ。導入時に設定された「エディション1」では、大型のルーフスポイラー(通常はオプション)や、19インチリム径のホイールと組み合わされた235/35R19という幅広タイヤを備えています。
メルセデス・ベンツ日本では、このA35 4MATIC(628万円~)に加え、さらなる高性能の「A45 S 4MATIC+」(790万円~)を発売。こちらは、310kW(421ps)@6750rpmの最高出力と500Nm@5000~5250rpmの最大トルクを発生する1991cc4気筒エンジン搭載です。
これも速い。驚くほど速い。かつ、乗り心地はほどよくて、長距離も走れそうです。自動車用語を使うと、グランドツアラーとレーシングカーのいいとこどり。
A35 4MATICとA45 S 4MATIC+の価格差は150万円以上あるけれど、懐に余裕ある人なら、大いに迷ってほしいものです。この時代にこんなハッチバックを作ってしまうメルセデス・ベンツにはホント感心させられます。
(文:小川フミオ / ライフスタイルジャーナリスト)
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