年4回海外出張のママが子育てを乗り切るコツ 「なんでも自分でやる」ことの見直しが必要だ
「なんでも自分でやる」主義からの脱出
子どもが6カ月のとき、今の会社に転職しました。子どもをもったことで、仕事や職場を選ぶ基準が変わっただけでなく、何においても「完璧主義」だった私の性格も変わっていったのは、大きな発見でした。
和美さん・42歳・東京都港区在住
外資系メーカー勤務
娘(3歳)
仕事もプライベートも、自分のことは自分で、それもきっちりとやらないと気が済まなかった私でしたが、子育てをしながらとなると、そうはいきません。周囲の人たちに「頼る」ようになったのです。ただ、その準備にはできるかぎりの手を打っておくのが、やっぱり完璧主義の私らしいんですけど(笑)。
いちばん多いのは、子どもが熱を出したときですが、そのときのためにいつでも頼れる病児保育のできるサービスに登録しておきました。そのほか、頼る先は必ず複数確保しておく。私は、母や姉との連絡は密にとり、相手の家の状況もいつも把握しておくようにしています。夫のスケジュールもマメに情報交換し、ピンチのときは頼むこともあります。
そして、これは私の主義なのですが、どうしても「私でなきゃダメ」というとき以外は、子どもを理由に仕事を休みません。子どもの様子が気になるから少し早めに帰るとか、アポイントをズラすとか、それが頻繁にあっては自分の信用に関わります。
これは、「子どもにとって本当に大事なとき」にすぐに帰ってあげられるための、準備の1つとも言えるかもしれません。