キヤノンがプリンタで大型買収、自前路線から転換 


 昨年には事務機事業で米国でのパートナーであった販売代理店のアイコン社をリコーに買収されたため、「北米でシェアはかなり落ち込んでいる。業界では、手を打たなければさらに縮小していくと言われていた」(三谷氏)。9月末で約6300億円と潤沢な手元資金を抱えており、その使途も課題とされていた。キヤノンにとって過去最大のM&Aだが、たやすい額といえる。

会見では今後の大型買収について質問も出たが、「皆さん期待しているだろうが、これ以外の大型投資の計画は今はない」(内田恒二社長)とした。

独自技術から路線転換するキヤノン。勢力図を塗り替えることはできるか。

■業績予想、会社概要はこちら

(前野裕香、桑原幸作 =週刊東洋経済)

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