化学物質汚染列島 奇形タンポポの警告 玉川徹著
本書は、化学物質が人体にどのような影響を与えるのかを、奇形植物を通して迫っていくドキュメントである。
帯状に平たく曲がりくねった茎、いくつかの花が融合して歪んだ花をつけた奇形タンポポ。自然界での発生頻度が10万分の1といわれるこうした奇形植物が、ある家の庭で大量に発見されたことから、テレビディレクターである著者は自身の番組で調査を開始。すると、その家の住人が「化学物質過敏症」で家に住めなくなっており、庭の土中から原因と疑われる物質が判明する。しかし、その物質は法律で定められた土壌汚染物質には含まれていな
かった。
私たちの日常が、いかに化学物質の脅威にさらされているのかを暴露する。
講談社+α新書 880円
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