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実に面白い、海外で「日本製」の列車貸し切り タイやインドネシアで鉄道ファンが挑戦

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  • 高木 聡 アジアン鉄道ライター
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今回の貸し切り列車の目的は、バンコクからタイ南部、さらにマレーシアに通じるタイ国鉄南本線ノンプラドゥク駅から分岐する約78kmの支線、通称スパンブリー線に白昼列車を走らせることだ。

というのも、この通称「スパンブリー線」の列車は早朝の上り方面と夜の下り方面の1往復しかなく、乗るには終点側で1泊するか、バスなどを利用して戻るしかないという路線なのである。さらに、定期列車が走るのは暗い時間帯で、車窓風景を楽しむことができない。

つまり、昼間に同線を走るこの貸し切り列車は、タイ国鉄全線走破を目指す「乗りつぶし」派のニッチな需要に応えるべく設定されたのだ。主催者である「アジア鉄道旅行計画」の清水仁さんによると、当初2両編成の予定が、参加者が予想以上に多くなったことから、急遽3両に増結したとのこと。筆者も含めコアなマニアだけでなく、単純にタイの鉄道の旅を楽しみたいという層も多く、タイ初訪問の人や女性参加者の姿も見られた。

アンバランスさが面白い

観光路線でもない単なるローカル線を日本人だけで貸し切って面白いか?と思う人もいるだろう。筆者も参加前はそんな不安を抱いていたが、乗ってみるとそんな心配は吹き飛んだ。

今回貸し切ったTHN系気動車は、1980年代に日本から導入された車両で、製造元の東急車両・日立製作所・日本車両製造の頭文字を取ってそう呼ばれている。車内は日本のキハ40系気動車そっくりで、日本人だらけの車中とあって日本のローカル線に乗っているかのような錯覚に陥る。にもかかわらず、車窓に目をやれば南国の風景が広がる。このアンバランスさが面白い。

タイとインドネシアの「日本人団体貸し切り列車」

  • スパンブリー駅に到着した貸し切り列車 スパンブリー駅に到着した貸し切り列車
    =タイ(筆者撮影)
  • 本当の終点、マライメン仮乗降場に入線した貸し切り列車 本当の終点、マライメン仮乗降場に入線した貸し切り列車
    =タイ(筆者撮影)
  • マライメン仮乗降場の先は食堂。日中は列車がないため マライメン仮乗降場の先は食堂。日中は列車がないため
    地域の人々も驚く=タイ(筆者撮影)
  • THN系気動車の車内。まるで日本のローカル線だ THN系気動車の車内。まるで日本のローカル線だ
    =タイ(筆者撮影)
  • 半日の旅程を終え、フアランポーン駅に戻ってきた列車 半日の旅程を終え、フアランポーン駅に戻ってきた列車
    =タイ(筆者撮影)
  • 特別車両「クレタ イスティメワ」の貸し切り列車。 特別車両「クレタ イスティメワ」の貸し切り列車。
    鉄道警察隊2人も乗車=インドネシア(筆者撮影)
  • 「クレタ イスティメワ」では迫力の前面展望を楽しめる 「クレタ イスティメワ」では迫力の前面展望を楽しめる
    =インドネシア(筆者撮影)
  • 「クレタ イスティメワ」では迫力の前面展望を楽しめる 「クレタ イスティメワ」では迫力の前面展望を楽しめる
    =インドネシア(筆者撮影)
  • 沿線には現地鉄道ファンの姿が多く見られた。 沿線には現地鉄道ファンの姿が多く見られた。
    警笛を求めて紙を掲げる人も=インドネシア(筆者撮影)
  • 各駅ではセキュリティスタッフなどから敬礼を受ける 各駅ではセキュリティスタッフなどから敬礼を受ける
    =インドネシア(筆者撮影)
  • 車内のビュッフェではインドネシア料理が振る舞われた 車内のビュッフェではインドネシア料理が振る舞われた
    =インドネシア(筆者撮影)
  • メインの食事のほか、フルーツも大量に提供された メインの食事のほか、フルーツも大量に提供された
    =インドネシア(筆者撮影)
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  • スパンブリー駅に到着した貸し切り列車
  • 本当の終点、マライメン仮乗降場に入線した貸し切り列車
  • マライメン仮乗降場の先は食堂。日中は列車がないため
  • THN系気動車の車内。まるで日本のローカル線だ
  • 半日の旅程を終え、フアランポーン駅に戻ってきた列車
  • 特別車両「クレタ イスティメワ」の貸し切り列車。
  • 「クレタ イスティメワ」では迫力の前面展望を楽しめる
  • 「クレタ イスティメワ」では迫力の前面展望を楽しめる
  • 沿線には現地鉄道ファンの姿が多く見られた。
  • 各駅ではセキュリティスタッフなどから敬礼を受ける
  • 車内のビュッフェではインドネシア料理が振る舞われた
  • メインの食事のほか、フルーツも大量に提供された
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