『正社員とは名ばかりで・・・』(28歳男性) 城繁幸の非エリートキャリア相談

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<城繁幸氏の診断>

『人間には我慢すべき時と、速やかに行動すべき時がある』

 まあ偉そうなタイトルを書いてみましたが、要するにこういうことですよ。

 (キャリアアップにつながる業務)=耐える価値がある
 (キャリアアップにつながらない作業)=速やかに転職した方が長期的にはプラス


 一言にソリューションビジネスと言ってもいろいろあり、顧客に近いコンサル業から、単純な打ち込み工程レベルまで、同じプロジェクトの中に幅広く存在します。そしてたいていは、それぞれの工程ごとに、そこを専門とする企業があり、彼らがタッグを組んで作業するわけです(こんなことは釈迦に説法でしょうが)。

 この各工程はかなり住み分けが進んでおり、企業側も中途採用を行う場合、別の工程からの採用は手控える傾向があります。つまり「顧客に近い上流の部分は、同じような業務を経験していた人間だけ」という具合です。たまに「大手のSEは実務に弱いからスキルアップにならない」という人がいますが、半分正解で半分間違いですね。確かに彼らはソースを書いたりというのは苦手ですが、そのあたりの企業は自社のSEにそういう能力は求めていませんから。

 ここで問題なのは、SI(システムインテグレーション)企業の中には、比較的下流の工程だけを専門に請け負い、大量に採用したSEを事実上の使い捨てにする企業がある、という点です。「使い捨て」と書いたのは、彼らが人材をハナから育てる気も無く、待遇も30代半ば以降は大きく引き上げないためです。「職場に40歳以上がいない」というのは、おそらくコレが理由でしょう。

 文面を読む限り、あなたの会社はまさにこのケースだと思われます。

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