『正社員とは名ばかりで・・・』(28歳男性)

城繁幸の非エリートキャリア相談

『正社員とは名ばかりで・・・』(28歳男性)

終身雇用の崩壊、成果主義の導入などにより、日本人の「働き方」は激変。その結果、自身のキャリアに迷えるビジネスパーソンは増えていくばかりだ。これまでの古い「昭和的価値観」から抜けだし、新たな「平成的価値観」を身に付けるためにどうすればいいのか。日本の人事制度を知り尽くした城繁幸氏が、あなたの悩みにお答えします。

CASE:4

『正社員とは名ばかりで・・・』(28歳男性)

<相談者の悩み>

 28歳の独身男性SE(システムエンジニア)です。一応上場しているシステム会社に正社員として5年間勤務してきましたが、最近今の業務に疑問を抱くようになりました。というのも、正社員とはいえ、実際のところは請負に近く、プロジェクト単位で狩り出されては顧客の顧客先に常駐する日々。一番偉いのが常駐先の顧客とすれば、一番底辺の下っ端なんです。

 そんなポジションですから、当然担当業務も上から降ってくる単純作業ばかり。そういう仕事は何年やっても、なかなか次のキャリアにはつながりにくいように思います。

 さらに不安なのが、(自分の)会社の状況です。はっきりいって、職場に40代の人間がマネージャー以外1人もいません。今後のキャリアプランがまったく見えない状況の中、転職するなら20代のうちかな、と思うのですが、両親は「せっかく入社した会社を辞めるなんてもったいない」と大反対です。優柔不断な私に踏ん切りをつけさせてください!

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正規と非正規「格差訴訟」<br>判断が分かれた最高裁判決

非正規労働者が年末年始の待遇や病気休暇などについて正社員との格差是正を訴え、最高裁は格差は不合理で違法とする判決を出しました。一方で賞与や退職金についての格差是正はほぼ全面的に退ける判決も。非正規労働者の待遇は改善するのでしょうか。

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