期待のMAZDA3は、なぜアメリカで売れないのか

今年4月に発売したが、販売計画に大幅未達

マツダが満を持してアメリカ市場に投入した「MAZDA3」(撮影:尾形文繁)

「これまでマツダに接点のなかったユーザーに対しても、自信をもって訴求できるコンパクトSUVだ。CX-5に続き、今後のマツダを支える主力車種として育てていく」。マツダの丸本明社長は9月20日、国内で初めてお披露目された新モデル「CX-30」を前にそう語った。

CX-30は「スカイアクティブ」というマツダ独自の開発思想のもと、プラットフォーム(車台)とパワートレイン(エンジン周辺部分)を刷新した「新世代商品」の第2弾。今年5月に国内で販売された小型セダンの「MAZDA3」とともに、この先同じコンセプトで開発された新車を展開していくため、マツダの近未来を占う重要なモデルとなる。

北米事業は営業赤字に転落

足元のマツダの業績は低迷している。2019年度第1四半期(4~6月)の営業利益は前年同期比79%減の69億円となった。主要地域が軒並み販売を落としたことが原因だ。

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とりわけ足を引っ張ったのは、マツダの最大重要市場である北米で、同地域の営業損益は前年同期の127億円の黒字から12億円の赤字に転落。メインとなるアメリカで4~6月の販売台数が前年同期比15%と絶不調だったのが原因だ。

アメリカの販売は8月こそ20カ月ぶりのプラスとなったが、今年1~8月で見ると11%減。マーケット全体がほぼ横ばいであるのに対して、マツダの苦戦は明らかだ。

2018年に、マツダがアメリカで販売する約半数を占める15万台を売り上げた主力SUV(スポーツ多目的車)「CX-5」が、競合となるトヨタ自動車の「RAV4」の後塵を拝し、販売が振るわなかった。さらに、大規模な広告宣伝費を投じて4月に発売を開始したMAZDA3も、期待を裏切っている。

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