香港の人たちには申し訳ない気がするが、こちらは日曜ごとにデモではなく競馬場に通う平和な日々である。それくらい今年の夏競馬は好勝負が続いている。今週末は札幌競馬場で、キーンランドカップ(G3、25日11R、距離1200メートル)にいいメンツが集まった。例年、下位人気馬が活躍するレースだけに、少し穴っぽいところから狙ってみたい。
キーンランドカップは「先行逃げ切り馬」に期待
人気となっているのはダノンスマッシュで、18日のブラストワンピース(札幌記念の勝ち馬)に引き続き、川田将雅騎手がおいしいところをさらっていきそう。しかしちょっと待て。今春の高松宮記念(G1)でダノンスマッシュは4着だった。同レースで2着だったセイウンコウセイが出ているのに、こちらは人気薄ではないか。
たとえ6歳馬で斥量58キロであっても、実力を測る物差しとしてG1レースの結果ほど確かなものはない。しかも高松宮記念と同じ4番という絶好枠を引いた。ここはセイウンコウセイの先行逃げ切りに期待しよう。
穴馬には3歳馬のアスターペガサス。53キロと斥量で恵まれ、戸崎圭太騎手への乗り替わりもよさそう。さらに大穴には牝馬のデアレガーロ。京都牝馬ステークスでは人気のリナーテに勝っていることを忘れちゃいけない。
もう一点、ダイメイフジにはニュージーランドのリサ・オールプレス騎手が騎乗する。藤田菜七子騎手が私淑する同国ナンバーワンの女性ジョッキーだ。3年ぶりの訪日となるが、その騎乗ぶりもこのレースの見どころのひとつである。
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