週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

「妙に威嚇してくる上司」実は味方につけやすい 実は自信がないから攻撃してくる?

6分で読める
  • 片桐 あい カスタマーズ・ファースト代表取締役、産業カウンセラー
2/3 PAGES
3/3 PAGES

「弱きを助け、強きをくじく」ところがあるので、ピンチには役に立つ上司となって助けてくれることだろう。だから勇気を出して、一歩近づくことが大切だ。

一方、タイプ8の部下とはどう付き合うべきか。彼らが人から最も見られたくないのは、弱い自分である。自分が強がることで自分のプライドを支えているので、ありのままの自分を見せることにはものすごく抵抗感があるのだ。だからこそ、それを逆手にとり、まずはあなたの弱いところや仕事上の失敗体験などを共有することが有効。

例えば、次のような自己開示をし、最後に相手からも自己開示が引き出せれば最強だ。

● 私があなたくらいの年齢のときには、こんなことがありました。
● 失敗から学んだことが、いまも教訓になっているのですが……。
● ○○さんも同じような経験はありますか?

タイプでレッテルを貼ってはダメ

こうした会話を通して、自分のネガティブな経験や恐れなどを共有してみる。そうして相手の共感を得て、相手からも不安なことや苦手なことを聞きだせればしめたもの。いったん心を開けば、相手は頼りにしてくれるようになり、さらに、あなたのピンチのときには立ち上がってくれる「最強の味方」になってくれることだろう。

『職場の「苦手な人」を最強の味方に変える方法』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトへジャンプします)

冒頭のエニアグラムの各タイプには、もちろんネガティブな面もあれば、ポジティブな面もあり、過去の経験や現在の仕事の状況により、自分自身の気質のよい面や悪い面が出る。

まずは、9つの性格の特徴を理解したうえで、「この人はどんなタイプなのか?」と、興味関心を持って近づき、9つのタイプで分類すれば、相手のタイプの特徴に気づき、お互いの距離は縮まっていくだろう。くれぐれも、タイプでレッテル貼りをして「だからタイプ8は苦手だ」などと避けることはせず、タイプ8のよいところを見つけてほしい。

いったん、9タイプに分けてその人の性格的な概要を理解することができるようになれば、その先は、タイプから離れてその人個人のポジティブな面にフォーカスしよう。タイプはあくまでもタイプであって、その人自身ではない。

タイプを分けることを目的にせず、「自己理解(どんな色眼鏡を通して自分は相手を見ているのだろうか?)」と、「他者理解(相手は何を大切にしているのだろうか?)」を通じて、その先によりよいコミュニケーションが生まれ、人間関係の問題が解決するのである。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象