「妙に威嚇してくる上司」実は味方につけやすい 実は自信がないから攻撃してくる?

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だから、もし相手が遠慮なくその予防線を越えるようなことがあれば、応戦する覚悟があることをボディーランゲージで伝えてくる。つまりそれが、腕組みや、視線の鋭さとして表現されるのである。

とくに、次の3つの傾向を読みとった相手には攻撃をしかけてくることがあるので要注意だ。

① 自分と同じくらいの力を持っている人
② 自分よりも弱く見えるけれど、自分に挑んでくる人
③ 自分よりも強いように見えるが、自分が勝てそうな領域がある人

タイプ8の上司は「孤立」しがち

このような人だと思うと、つい、攻撃のスイッチが入ってしまい、相手に対して挑むような姿勢で臨むことがある。

しかし本当は、彼らは「弱い自分」を知っていて、それを見透かされないために自分をより大きく強く見せているだけなのだ。そのために、つねに予防線を突破されないように、また、弱い自分を知られないように、必死にガードしているだけなのである。

以前、タイプ8のクライアントにインタビューした際、こんなことを言っていた。「自分の周りには、人が入ってこないように地雷を埋めている」のだと。「一歩でも入ってきたら爆発して、あなたも私も吹き飛ぶから」と。この例は、タイプ8の特徴をよくつかんでおり、タイプ8の防御姿勢と攻撃性を表現した言葉である。

タイプ8の上司は孤立しがち。もしくは、一部の慕ってくる部下だけが取り巻きになっているケースが多い。それ以外の部下が憎いわけではないのだが、つい、自分を頼りにしてくれる部下を守ろうとする意識が働くのだ。そうであれば、「苦手だ」と思って避けるよりも、思い切って近づいて懐に入ってしまったほうが相手との関係は絶対にうまくいく。

具体的に、タイプ8の警戒心を解くには、上司のすばらしいところを見つけて、ほめて、頼りにしているという態度を示すこと。彼らは、自分の傘下に入った者は大事に守るので、例えばあなたが理不尽な理由をつけられて、別の部署との交渉がうまくいかなかった場合などには、本領を発揮する。短い言葉でスパッと言い切り、あなたの欲しい結果を手に入れてくれるだろう。

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