「羽毛布団」の買い替えはいつするのがいい? 中の羽毛が小さく粉状になっていたら要注意
羽毛布団の丸洗いと違うのは、羽毛そのものを洗浄、メンテナンスできる点。羽毛そのものを洗えば中もキレイになるだけでなく、チリ化した羽毛を取り除けますし、新しい羽毛も追加され、側生地も新しくなるので、新品同様によみがえるというわけです。
もしかすると購入時にお店のオプションサービスなどがあったかもしれないので、確認してみるといいでしょう。リフレッシュに出すなら、使わなくなる季節の変わり目はタイミング的にもおすすめです。
もともとリーズナブルな羽毛布団だったという方は、思い切って買い替えてしまうのも手です。中にはリフレッシュのお値段のほうが高くなる場合もあるからです。このあたりはお財布と相談してみましょう。
定期的なクリーニングがおすすめ
せっかく選んだ羽毛布団。長く快適に使うには日頃のお手入れが大切です。側生地だけで使わず、必ずカバーをかけるのはもちろんですが、月に1~2回天日干しをする、干せない場合は布団乾燥機をかけるなどしてケアしましょう。ただし、あまり高温にさらすと羽毛が傷んでしまうので、布団乾燥機に「羽毛布団コース」などがあればベストです。
外からは見えませんが、長く使うほど中の羽毛にも皮脂などの汚れがつきやすくなるので、3~5年に1度は丸洗いのクリーニングサービスを利用するのもいいでしょう。
ご自身で洗える羽毛布団も登場しているようですが、シングルサイズといえども、しっかり洗ってふんわり乾燥させるまでは大仕事になります。コインランドリーを使って自分で洗う方法もありますが、きちんと洗って干すにはそれなりのコツと配慮が必要になります。洗濯機に適当に放り込んでグルグル回すと、側生地の中で羽毛が片寄ってしまいますし、洗剤選びや乾かし方まで配慮しなくてはいけません。大事な羽毛布団のクリーニング、失敗を防ぎたい、自分でやる時間はないという方は、専門業者にオーダーするほうが安心です。
まずは最寄りの寝具店やクリーニング店で布団クリーニングの扱いがないか確認してみましょう。お近くにない場合でも、今はインターネットで業者が探せます。価格は業者によって異なり、枚数で決まる場合と、サイズで決まる場合とさまざまですが、シングルサイズが1枚で5000円台から1万円台程度です。遠方の業者でも配送キットを送ってくれますので、指示に従って送るだけと簡単です。
業者選びに迷ったときは、価格だけでなく、自分の羽毛布団がそこで洗える構造かどうか、とくに落としたい汚れに対応しているか、羽毛の片寄りを防ぐ洗い方をしているか、水や洗剤へのこだわり、納期などを確認してください。
納期は1~2週間くらいが一般的ですが、時期によっては混雑することもあります。とくに本稿でもご紹介しているとおり、4~5月は冬用の布団をしまう前にクリーニングしたいという需要が高まりますので、混雑しやすくなります。このほか夏から秋にかけてはダニ対策、秋から冬にかけては再び羽毛布団を交換するタイミングということで、やはりクリーニング需要が高まります。とはいえ、時間はかかっても今このタイミングでクリーニングしておくと安心して収納できるでしょう。
ふんわり心地よい羽毛の掛け布団は、吸放湿性に優れるだけでなく、体への負担も軽いため、良質な睡眠に欠かせない存在です。快適な睡眠を目指すなら、ぜひお手入れをしたいですね。ダメージが大きな方はリフレッシュか、買い替えを。まだ買って年数が浅い方は丸洗いを。羽毛布団が完全に要らなくなる前に、ぜひ検討してみてください。
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