一方、米朝間では昨年末から数回にわたって首脳の親書がやりとりされている。また、実務者協議も水面下で行われており、「非核化に向けた北朝鮮側の具体的な取り組みと、それに対するアメリカ側の措置は、すでに交渉のテーブルへ出されており、合意に向けてかなり具体的な話ができている」(在北京の北朝鮮関係者)という。北朝鮮はこれまで、非核化への取り組みに相応するアメリカの措置を望んできたが、それが具体的な内容まですでに話し合われており、2回目の米朝首脳会談では合意内容として発表されるという。
北朝鮮側では寧辺(ニョンビョン)にある核施設の放棄・廃棄や、国内の核施設・核兵器リストの提出(どこまで確認できるかは不透明だが)が、具体的な取り組みとして挙げられる。これに対し、アメリカは人道的支援の拡大や南北間の経済協力を経済制裁の対象から外す、あるいは緩和するという措置で応えるという。さらに、現在中断されている開城(ケソン)工業団地や金剛(クムガン)山観光事業の再開も視野に入っている。これらは南北経済協力の象徴的な事業で、うまくいけば、朝鮮戦争の「終戦宣言」へつながるだろう。
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