缶ビール代が浮く「新幹線のおトクな乗車法」 会員登録・ICカードも不要、駅で買うだけでOK

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
トクする乗車法 その4
新快速を上手に使おう(東海道・山陽新幹線)

これは、その3の大宮活用法と同じテクニック。東へ向かうなら、新神戸を利用する場合は1つ先の新大阪、新大阪を利用する場合は1つ先の京都から新幹線に乗車するというもの。

京阪神発も1駅先から乗るだけで…

新神戸―新大阪は新幹線で12分、三宮―新大阪は在来線の新快速で27分。新大阪―京都は新幹線で14分、在来線の新快速で24分。新幹線を乗り通すほうが圧倒的に速い区間だが、三宮や神戸などの神戸市の繁華街から地下鉄で新神戸へ移動する手間を考えると、時間差は圧縮できる。

また、京都から山陽方面に向かう場合も、始発の列車がある新大阪を利用する方が便利な場合もあるだろう。価格差を調べると、新神戸―名古屋と新大阪―名古屋の差が860円(のぞみ利用で970円)、京都―岡山と新大阪―岡山も、同じく860円(のぞみ・みずほ利用で970円)と、在来線の新快速を活用するだけで、大きな差が出る区間があることがわかった。

こちらの節約法は、特急券のみが割引となるEX予約のサービス「e特急券」を使えば活用可能だ。

乗り方を少し工夫すると場合によっては1000円ほどの節約ができる新幹線乗車法。コーヒーやビールなどの飲み物だけでなく、駅弁が買えるほど旅費が浮くこともある。車内で充実した時間を過ごすためにもぜひ活用していただきたい。

<三宮―新大阪を在来線に乗った方がおトクになる駅>
名古屋      860円おトク(のぞみ利用の場合970円おトク)
浜松       750円おトク
静岡       440円おトク
小田原    330円おトク
<新大阪―京都を在来線に乗った方がおトクになる駅>
米原       750円おトク
三河安城 860円おトク
掛川       750円おトク
新富士    440円おトク
三島       440円おトク
新横浜      330円おトク(のぞみも同価格)
<京都―新大阪を在来線に乗った方がおトクになる駅>
 姫路      750円おトク(のぞみ・みずほ利用の場合860円おトク)
岡山      860円おトク(のぞみ・みずほ利用の場合970円おトク)
三原      750円おトク
新岩国   450円おトク
新山口   330円おトク(のぞみ利用の場合440円おトク)
博多      420円おトク(のぞみ・みずほ利用の場合530円おトク)
渡辺 雅史 時刻表探検家

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

わたなべ まさし / Masashi Watanabe

1975年生まれ。フリーライターとして、週刊誌や月刊誌で記事を執筆するほか、テレビやラジオ番組の構成にも携わる。2009年、国内の鉄道に完乗。時刻表の誌面に載っている"変な列車"や"味のある列車"を探すことをライフワークとしている。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事