非公開化テスラにSECが召喚状を送った事情 ツイッターでの「情報公開」で株価が乱高下

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マスク氏は先週初め、1株あたり420ドルでテスラの株式を非公開化することを考えており、またそのための資金を既に確保したことをツイッターで発表した。この発表は投資家たちを驚愕させ、テスラの株価を11%上昇させることとなった。

株価は15日には2.6%下落して338.69ドルとなった。これはマスク氏がテスラの株式非公開化の計画についてツイートした前日の終値である341.99ドルを下回っている。

マスク氏は資金に関して一切詳細を明かしていなかったが、13日にテスラのウェブサイト上にある彼のブログにて発表を行った。それによると彼はサウジアラビアの政府系ファンドや、他にも後援者となる可能性がある者たちと交渉を行っている最中だが、融資についてはまだ確定していないとのことだった。

14日時点では交渉している最中だった

マスク氏はさらに、13日の夜遅くにツイートを行った。それによるとゴールドマン・サックスと、プライベート・エクイティ・ファンドのシルバーレイクが財務アドバイザーとして彼に協力しているとのことだった。しかし関係者によると、14日の時点ではゴールドマンは未だにマスク氏と契約条件について交渉している最中であったとのことだった。

もしもマスク氏が、資金を確保したとツイートしたことで投資家たちを欺いたことになった場合、米国証券取引法に違反したことになる可能性がある。弁護士たちが13日にロイターに語った所によると、マスク氏の発表は、彼が資金のあてがあると考えるだけの十分な理由があることを示唆しているが、しかし資金を確保したと発表したことは事態を誇張しすぎていたのではないかと考えられるとのことだった。

今回の件に関して直接的な情報を持っているある人物によれば、SECはマスク氏のツイートに対する調査を開始したとのことである。このことが水曜日の本格的な調査に発展していったかどうかについて、ロイターはすぐに確認を取ることができなかった。

この関係筋によると、テスラの独立取締役会はポール・ワイス・リフキンド・ワートン・ギャリソンLLP法律事務所を雇い、SECの調査、および潜在的な取引に関するその他の受託者責任への対処を手伝わせているとのことである。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、SECがテスラの各取締役から情報を集めていると発表した。

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