エスティマやキューブが全面改良しないワケ

長く作り続けなければならない車種の悲哀

エスティマ(写真:トヨタグローバルニュースルーム)とキューブ(写真:日産自動車ニュースルーム)

同じ名前の車種が内外装のデザインだけでなく、パワートレーンや先進機能、場合によってボディサイズなどまで大きく変わる。それが可能になるのは、フルモデルチェンジ(全面改良)だけだ。6月下旬に新型車の発表を控えている、トヨタ自動車の「クラウン」は今回で14回目(15代目)のフルモデルチェンジとなる。

人気車の全面改良が先延ばしにされる不思議

1965~1990年頃まで、排出ガス規制でメーカーの負担が増えた一時期を除くと、日本車の多くは4年に1度フルモデルチェンジを実施していた。この2年後にはマイナーチェンジ(一部改良)が行われ、再び2年を経過するとフルモデルチェンジを行った。

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この周期が1990年代の中盤から長くなり、2000年代にはさらに伸びた。最近は現行型の登場から、8年以上を経過した車種も多い。以前なら2回分に相当するフルモデルチェンジを省いている計算となる。

現行型の発売から7~8年以上を経過した主な車種は以下のようになる。カッコ内は発売年だ。

■ミニバン
・トヨタ自動車「エスティマ」(2006年)
・三菱自動車「デリカD:5」(2007年)
・日産自動車「エルグランド」(2010年)
■コンパクトカー
・日産「キューブ」(2008年)
・日産「マーチ」(2010年)
・トヨタ「ヴィッツ」(2010年)
■セダン
・トヨタ「プレミオ&アリオン」(2007年)
・トヨタ「マークX」(2009年)
・日産「フーガ」(2009年)
■SUV
・トヨタ「ランドクルーザー」(2007年)
・トヨタ「ランドクルーザープラド」(2009年)
・日産「ジューク」(2010年)
・三菱「RVR」(2010年)
■スポーツカー
・日産「GT-R」(2007年)
・日産「フェアレディZ」(2008年)
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