ソロス氏、テスラCB3500万ドル分購入の波紋

他の投資家は追随するか

 5月16日、米電気自動車大手テスラのイーロン・マスクCEO(写真)が新たな資金調達を必要としているなら、方法はありそうだ。2月撮影(2018年 ロイター/Joe Skipper)

[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA.O>のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が新たな資金調達を必要としているなら、方法はありそうだ。

米著名投資家ジョージ・ソロス氏は15日、3500万ドル(約39億円)相当の同社シニア転換社債(CB)を第1・四半期中に取得したことを明らかにした。

マスク氏は年内の追加調達の必要性を否定

転換社債は発行時に定められた値段で社債から株式に転換することが可能。投資家はテスラの株価が上昇すれば利益を手にできるし、株価が上がらなくてもリスクから身を守れる。

テスラの株価は昨年386ドルの高値を付けた後は下げており、16日は286.48ドルで取引を終えた。

マスク氏は年内の追加調達の必要性を否定している。しかし市場関係者は懐疑的で、低価格セダン「モデル3」の製造目標を達成できない状態が続けば調達は必至とみている。

テスラの昨年のジャンク(投資不適格級)債発行と見比べた投資家からは、ジャンク債の再発行よりも転換社債の方が魅力的だとの声が上がっている。

今年テスラの2022年償還転換社債を購入したガーバー・カワサキ・ウエルス・アンド・インベストメント・マネジメントのロス・ガーバーCEOは「素晴らしい手段だ」と話し、買い増す考えを示した。

投資家はテスラのモデル3の製造能力や同社の自動運転技術を搭載した車の事故に気をもんでおり、テスラの社債も値下がりしている。

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