また、X1とX3には直列4気筒の2リッターディーゼルターボエンジンも用意される。価格の面で見るとX1は18d系となって4WDのエントリーグレードとなり、X3では20d系でX3シリーズの上位グレードという位置づけになっている。初期のBMWのディーゼルエンジンはかなりガラガラ音が目立っていたが、ここへきてだいぶ洗練が進んだ印象で、これならプレミアムSUVとしても不満は出ないのではないだろうか。
グレード展開はどうなっている?
エンジンの項でも少し触れたが、X1に関しては1.5リッターガソリンターボエンジンを搭載する18iのみ前輪駆動となり、2リッターディーゼルの18d、2リッターガソリンターボの20iと25iはすべて四輪駆動となっている。グレードは25i以外にはベーシックなスタンダードが用意され、すべてのモデルに上級仕様となるxLineとスポーティなM Sportがそれぞれ用意される。
X3は2リッターのガソリンターボの20iとディーゼルターボの20dが用意され、X1と同じくそれぞれにスタンダード、xLine、M Sportの3グレードが用意されている。
クーペ扱いのX2はやや異なり、ディーゼルエンジンはラインナップされず、X1と同じ1.5リッターガソリンターボと2リッターガソリンターボの2種類のみ。1.5リッターは前輪駆動で2リッターは四輪駆動となり、グレードもxLineが存在せず、よりアクティブなルックスをもつ M Sport Xグレードが用意されている。
このように一見するとややこしいXシリーズだが、じっくりひもといてみるとしっかりキャラクターが分けられていることがおわかりいただけただろう。プレミアムコンパクトSUVとして小さいながらもしっかりとBMWらしさを残しているX1と、X1をベースによりアクティブに振り切ったX2、そして5シリーズをベースとしてよりプレミアムさを増したクロスオーバーSUVの王道X3といったところだ。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら