年収500万円で「億り人」になる地味な方法

普通の会社員が金持ちになる3つの心得

非課税制度でいえば、最近、iDeCo(個人型確定拠出年金)やNISA(少額投資非課税制度)が話題ですが、もともとこうした非課税制度はかなり前からありました(財形は1971年から)。会社によっては、社員の資産形成をサポートするために奨励金を出していることもありますから、財形貯蓄制度のある会社に勤めていれば、大いに活用すべきです。

さらに、勤務先に団体保険があれば、生命保険、損害保険ともに、個人で契約する民間の保険会社や共済よりも条件が有利なことが多いので、こちらを利用することをお勧めします。その理由は、会社の団体保険は、保険の制度運営に必要な付加保険料(経費率)が低く抑えられているからです。付加保険料の多くが販売員への報酬などに充てられることを考えると、営業経費がほとんどかからないのであれば、安くなるのは当然といっていいでしょう。

時間をかけて増やしたおカネは減りにくい

融資については、会社に社内融資制度があれば、金利が優遇されていることが多いので、必要な際は活用すべきです。加えて、金利の一部を会社が負担する「利子補給」を行っているケースも多いようです。ただし、現在のような低金利では、それほど大きな差にはならないでしょう。ですので、現況では、それほど利用価値がないかもしれません。こうした社内制度は、春先に申し込みを受け付けることが多いので、この時期、社内の通達などに注意しておいたほうがいいでしょう。

ここまでお話ししてきた社内の制度は、ある程度規模の大きな企業に勤めている人でないと利用できないのも事実です。実際は、社内制度や団体保険はおろか、給与天引きすらしてくれない企業のほうが多いと思います。

では、そうしたケースの場合はどうすればいいのかというと、「金融機関」に天引きをしてもらい、「税制優遇があって引き出すのが難しい」制度を利用すればいいのです。具体的には、給与振込口座からの自動引き落としを使って、iDeCoやNISA等の非課税口座を活用することです。

私が今まで見てきたり、話を聞いてきたりしたサラリーマンで、数千万円以上の資産を作っている人は、例外なく、こうした非課税制度を利用しています。なかには、相続で大きな資産を手にしたり、仮想通貨やFXなどでの短期的な投機で大きく儲けたりした人もいましたが、得てして、おカネを散財してしまい、いつの間になくなってしまったという人も多いのです。急に増えたおカネは急に減り、ゆっくり時間をかけて増やしたおカネは減りにくいという法則性があるような気がします。

今回、「3.継続的に投資を行っていた」についてはお話しできませんでしたが、大きな資産を作るには、種銭を少しでもつくった後はこれが極めて重要になってきます。次回は、この「継続的な投資」について詳しくお話ししていきます。

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