人生で1000万円得するための家計の見直し方 家計を5つに分解すると、改善点が見えてくる

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備える……本当に必要な保障だけを契約するのが保険のカギです。自動車保険については標準的な保障をつけ、生命保険については最小限度に抑えます。医療保険も掛け捨ての共済で数千円かければ基本的には用が足りるはずです。

結果として月1万5000円保険料を下げたとすれば年18万円のおカネが残ることになります。新入社員の段階から高い保険料を払わされている人生と比較すれば、生涯にわたって800万円以上の費用をセーブすることになります。

セーブすることができたおカネは、「長く生きるリスク」つまり100年人生時代の老後に備えて残しておくことが大切です。

大間違いを少しでも減らすことができれば

ここに書いているのはちょっとできすぎの例ばかりかもしれません。すべてのステップで1000万円の得、ということはなかなかありませんが、それでもいくつかのステップで人生の収支が改善、数千万円のプラスになってくるとしたら、これは大きな違いになります。

『読んだら必ず「もっと早く教えてくれよ」と叫ぶお金の増やし方』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

まず目の前の生活において大きな改善がみられます。毎月赤字に苦しむ家計からは卒業できるはずです。

そして、その積み重ねは老後に大きな違いとなってくることでしょう。老後破産の心配とは無縁に100年人生の時代を過ごせることになるでしょう。

ただし、おカネの問題改善のコツは「5つのステップ」の1つだけに限らないということです。節約だけでなんとかしよう、とか、運用だけでなんとかしよう、と考えるとうまくいきません。むしろ節約もほどほどにこなしつつ、運用の力もそこそこに借りる、というような組み合わせが効果を倍増してくれると考えてみてください。

山崎 俊輔 フィナンシャル・ウィズダム 代表 ファイナンシャルプランナー

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やまさき・しゅんすけ / Syunsuke Yamasaki

1972年生まれ。中央大学法学部卒業。企業年金研究所やFP総研を経て2001年独立。全国紙などで連載。著書に『普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門』など。

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