貧乏でも裕福でもお金に振り回されるワケ 「お金を欲しがる7つの理由」を心に刻もう

拡大
縮小

私たちがお金を欲しがる7つの理由を心に刻んでおきましょう。

【1】生活のため

たいていの人は、生活のためや食べていくために働いています。注意しなければいけないのは、どこからが最低限の生活のためで、どこからが、快適な生活をするためなのかということをはっきりさせることです。

驚くことに、欲しくもないのに周りの人が買っているからという理由で、ブランドものや車などを買っている人が多いのです。車のローンの返済のために、残業をしなければならないとしたら、車はレンタカーにして、残業をやめた方が生活はシンプルになります。

自分が本当に欲しいものと、生存のために必要なものの違いを見極めることが大切です。そうしなければ、たいして大切でないもののために、命をすり減らすことになりかねません。

【2】安心感を得るため

お金があればいざという時に安心だと思っている人は多いでしょう。万が一の時が心配なので、安心を得るためにお金が欲しいのです。

よりたくさんお金を稼ぐことに血眼になるより、自分の内側の不安を見つめる方が効果的だと思います。将来の不安はお金だけで解決できないことを知っておくだけでも、役に立つと思います。

【3】パワーを手に入れるため

お金は自分の好きなものと変えることができます。権力志向の人の中には、お金を貯めれば貯めるほど、自分はパワフルになれると勘違いする人がいます。ですが、いったんお金の権力の魅力にはまると、それは中毒化します。

【4】愛や尊敬、友情を得るため

お金で得られる友情や愛情、尊敬は表面上の脆いものです。これらはお金がなくなると同時に消えてしまいます。ですので、お金を失う恐怖も倍増することになります。

【5】自由を得るため

お金は多くの人にとって自由の象徴です。お金がたくさんあれば、遊んで暮らせると考えている人は多いのです。ですが、いくらお金があっても、自由を手に入れられるとは限りません。なぜなら、自由は心の状態の反映だからです。

次ページ不幸なお金持ちも存在する
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT