ほぼ無人スーパー「アマゾン・ゴー」の全貌

レジ係もいなければ、買い物かごもない

シアトルにオープンしたアマゾン・ゴーの店内。レジ係がいない以外は、普通のスーパーと変わらない(写真:Kyle Johnson/The New York Times)

アマゾンがオープンした未来的な店舗で、まず「普通とは違う」と感じるのはその入り口だ。まるで、地下鉄に乗るような感じがするのだ。「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」と呼ばれるこの店舗では、入り口にいつくもの自動改札機のようなゲートが並び、同店のスマートフォン・アプリを持っている人だけが入店できる。

地下鉄を彷彿とさせるような入り口(写真:Kyle Johnson/The New York Times)

店の広さは170平方メートルほどで、棚には商品がぎっしり詰まっている。販売されているのは、ほかのコンビニでも売っているような、炭酸飲料やポテトチップ、ケチャップなどの食品だ。アマゾンが所有しているスーパーマーケット・チェーン、ホールフーズで販売されている商品もある。

棚から取って自分のバッグに入れるだけ

しかし、この店舗での買い物の仕方は、ほかの店舗とはまったく違う。それを実現している技術は隠されているが、アマゾン・ゴーにはレジが存在しないのだ。買い物客は入り口のゲートを再度通って外に出るが、そのときにクレジットカードを取り出す必要もなく、外に持ち出した商品の代金が、買い物客のアマゾンのアカウントに自動的に請求される。

アマゾン・ゴーは1月22日にシアトルに正式オープンした。それに先駆けて、この事業の責任者であるジャンナ・プリーニは、店舗を案内するツアーを行った。

アマゾン・ゴーにはショッピングカートや買い物かごが置かれていない。会計が自動で行われるので、カートなどは必要ないのだ。買い物客は商品を直接自分の買い物袋に入れ、そのまま店を出る。

次ページこれを可能にしている技術の一端とは?
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 就職四季報プラスワン
  • 森口将之の自動車デザイン考
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
  • 赤木智弘のゲーム一刀両断
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
ストロング系チューハイの光と影
ストロング系チューハイの光と影
「電話嫌いの若者」が急に増えた意外すぎる理由
「電話嫌いの若者」が急に増えた意外すぎる理由
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「未来を知る」ための読書案内<br>ベストブック2021

先を見通せない日々が続きますが、本を開けばアフターコロナ時代のヒントがあふれています。本特集では、有識者や経営者、書店員らが推薦した200冊を掲載。推薦数の多い順にランキングしました。あなたにとっての珠玉の1冊を探してみてください。

東洋経済education×ICT