民進「離党ラッシュ」に透けてみえる選挙事情

離党予備軍は蓮舫氏だけではない

杉尾氏については12月3日、地元である長野市で国政報告会を開いた時に枝野氏がゲストとしてスピーチし、「通常国会では立憲民主党として力を発揮してほしい」と合流を呼びかけ、杉尾氏も「タイミングを含めて熟慮したい」と前向きに応じている。

しかしながら、杉尾氏はすぐに民進党離党とはいかない事情がある。

2019年の参議院選挙で長野県選挙区から羽田雄一郎参議院議員が5回の当選を狙うため、まずはそれを優先しなければならないからだ。また羽田氏が現在民進党参議院幹事長という役職を務めている関係から、ただちに民進党を離党することは事実上不可能だ。

神奈川県で独自の連携の動き

真山氏については「党を替えるなら、立憲民主党だ」とかねてから述べていた。2016年の参院選で2選を果たしたばかりで、すぐに離党というわけではないが、それにストップをかけているのが、真山氏がかつて在籍した結いの党グループのリーダーである江田憲司氏だ。「民進党を離れるにしても、江田氏は独自の動きをしたいようだ」と、関係者は解説する。

実際に江田氏は、希望の党の本村賢太郎衆議院議員のパーティーに出席した12月8日のフェイスブックに、「中央でなかなか野党連携が進まない現状では、まずは神奈川からその先駆的なモデルを示そうよと。『平成の自由民権運動を神奈川から』」と記載。さらに「神奈川立憲のトップは阿部知子さん、希望が本村さん、無所属・民進が私。仲良し3人組みで何らかの『枠組み』『運動体』『緩やかな連携』を年明けに作ろうよと」と提唱している。これは民進党が呼びかけようとしている統一会派よりも密接な連携といえるだろう。

次ページ将来的にはローカル新党も
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