米FRB、指標次第で10月の緩和縮小も

セントルイス連銀総裁が、次回FOMCについて発言

9月20日、米セントルイス連銀のブラード総裁は、10月のFOMCで量的緩和の縮小に踏み切ることもあり得るとの見方を示した。ボストンで8月撮影(2013年 ロイター/Brian Snyder)

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は20日、経済指標で一段と強い景気動向が示された場合、10月の連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和の縮小に踏み切ることもあり得るとの見方を示した。

「10月はライブミーティングだ」とも述べた。

FRBは今週開いたFOMCで、景気の足取りを見極めるため債券買い入れプログラムの縮小を見送り、市場を驚かせた。

ブラード総裁はブルームバーグテレビで「9月は微妙な判断だった」と指摘し、FRBの決定において経済指標がこれまでも今後も重要な役割を持つことを強調した。

その上で、10月29─30日の次回FOMCについて、米経済成長をめぐる議論を再び変える指標が出てくることもあり得ると発言。「そうなると言っているわけではない」としながら、可能性はあると述べた。

総裁の発言を受け、外為市場ではドルが対円で上昇した。

一部のアナリストの間では、10月のFOMCは終了後にバーナンキ議長の記者会見が予定されていないことから、緩和縮小の発表はないとの観測が出ている。緩和縮小を決めた場合、その理由や方法について議長会見で詳しく説明する可能性が高いとみられているためだ。

だがブラード総裁は、変更はいつでも可能との見方を示した。

TDセキュリティーズの金利ストラテジスト、リチャード・ギルフーリー氏は顧客向けノートで「10月は『ライブ』ミーティングで、記者会見を開くこともあり得るとのブラード総裁の発言は、今週緩和縮小を見送ったからといってFRBの考え方が変わったわけではないと市場に注意を喚起しようとしている」と分析した。

ブラード総裁は、FRBが5月に量的緩和からの出口を模索していることを示唆して以来の金利上昇について「夏の間に金利は大きく上昇した」と指摘し、「FOMCの多くのメンバーにとって予想外だった」と述べた。

*内容を追加して再送します。

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