横浜-桜木町「東横線」跡地整備はいつ終わる?

遊歩道になるはずが2021年まで先送り

「みなとみらい4号橋」上から横浜駅方面を望む(筆者撮影)

渋谷と横浜を結ぶ大動脈、東急東横線には3つの廃線跡がある。1つは、東京メトロ副都心線との相互乗り入れに伴い地下化された渋谷―代官山間の地上線跡。2つ目は、みなとみらい線との直通運転開始により地下化された、東白楽―横浜間の地上線跡。そして、3つ目が、同じくみなとみらい線との直通運転開始に伴い廃止された横浜―桜木町間だ。

このうち、渋谷―代官山間は、線路跡地を利用した整備事業として、2015年に商業施設「ログロード代官山」が代官山駅付近にオープンするとともに、2018年秋開業を目指し、保育所やホテルなどを整備する「渋谷代官山Rプロジェクト」が進行するなどしている。これらの渋谷―代官山間の整備事業は東急電鉄が行っている。また、東白楽―横浜間の整備は横浜市により進められ、反町駅付近の架道橋や高島山トンネルを残す形で、「東横フラワー緑道」という遊歩道が、すでに完成している。

完工時期は5年も先送りに

他方、横浜―桜木町間は、高架を活用した遊歩道として整備される計画は発表されているものの、2004年の廃止から13年が経過する現在も、整備が終わるようには感じられない。当初は市民の声などを受け、「自転車も通れる遊歩道や駐輪場」として整備する計画が持ち上がったが、2015年に「歩行者専用の遊歩道」に計画変更。また、当初は、2016年度完工予定だったが、現在は、2021年度完工予定に変更されている。

これまでの工事の経過について整理すると、下記のとおりとなる。

2008~2009年度:構造物の補修・補強工事(耐震工事含む)
2010年度:みなとみらい4号橋 橋梁(紅葉坂交差点付近)架け替え
2012~2013年度:桜木町駅駅舎・高架構造物解体
2013~2014年度:桜木町駅西口広場整備(一部供用開始)
2015~2016年度:桜木町駅西口広場整備(一部拡張)
2017年度:桜木町から紅葉坂交差点付近遊歩道整備中

以上を踏まえ、横浜―桜木町間の遊歩道工事が遅延している理由や、今後の予定等について、工事を担当する横浜市に取材した。今回、話を聞いたのは、事業の基本計画を取りまとめる都市整備局と実際の工事を担当する道路局だ。

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