有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #自動車最前線

販売店が悲鳴、スバルが直面する新たな試練 無資格検査リコール対応で整備士不足に拍車

6分で読める 有料会員限定
2/3 PAGES

全国のスバルの販売店は449店。単純計算しても、今回のリコール分だけで1店舗当たり約800人にダイレクトメールを送り、入庫予約を受けつけなければならない。人手が足りない店舗では、もともと営業スタッフ1人で400人もの顧客を担当しているところもあり、リコール発表後の週末は他の業務に手が回らない状態が続いているという。

さらに厳しいのは整備工場だ。整備士は従来から業界全体として人手不足で、これまでも整備工場の効率化は課題だった。洗車スタッフにアルバイトを雇い、手際のよい整備士がエアバッグのリコールを、ベテランが力や技術のいる仕事を、若い整備士はそれ以外を、という分担で回していた。若い整備士の技術育成にはならないが、この体制でどうにかこなせるようになっていたところだった。

首都圏のスバルの販売店。整備工場は車で埋まっていた。整備の現場も逼迫している(記者撮影)

ある整備士は「今回のリコールも、正直またかという感じです」と話す。9月にも「サンバー」という軽商用車で62万台規模のリコールが出たばかりで、その対応もしているという。スバルの吉永泰之社長は、「販売店について、非常に心配している。整備士と話すと、『頑張るけど、これ以上できませんよ』と不安がっている」と危機感をあらわにする。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数