日経平均は小幅に3日続伸、連日の年初来高値 TOPIXも小幅上昇、任天堂は連日の急騰

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 9月20日、東京株式市場で日経平均は小幅に3日続伸した。前日の米国株の上昇や円安基調の継続など良好な外部環境を好感した買いが入り、年初来高値を連日で更新した。写真は都内で2015年6月撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)

[東京 20日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に3日続伸した。前日の米国株の上昇や円安基調の継続など良好な外部環境を好感した買いが入り、年初来高値を連日で更新した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控える中、利益確定売りで下げに転じる場面もあったが、引けにかけて持ち直す展開だった。ソフトバンクグループ<9984.T>の上昇も底上げにつながった。

TOPIXも小幅に上昇。任天堂<7974.T>が連日の急騰となったことを背景に、業種別ではその他製品が上昇率トップとなった。半面、電気・ガスや医薬品などディフェンシブ関連はさえない。東証1部売買代金は2兆7747億円と活況だった。

ソフトバンクグループが3%を超す上げとなり、日経平均に対し約37円の押し上げ要因となった。下落スタートとなったトヨタ<7203.T>は一時プラス圏に浮上。業種別指数の機械<.IMCHN.T>は連日で年初来高値を付けた。

内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏は「米国の債務上限問題など様々なリスク要因を乗り越えたほか、国内では解散総選挙の見方を背景に具体的な経済対策への関心も高まっている」と指摘。「今後は米国の減税策を巡る話が出てくると見込まれ、先高期待が出てきた」とみる。

個別銘柄ではツルハホールディングス<3391.T>が上場来高値を更新。19日に発表した2017年6―8月期決算で、連結営業利益が前年同期比15.6%増の107億5400万円と好調だったことが評価された。食品売場を中心に既存店舗を改装したほか、プライベートブランド商品の強化、新規出店効果などが寄与した。

半面、 ソニー<6758.T>が反落。クレディ・スイスが19日付のレポートでソニーのレーティングをアウトパフォームから「ニュートラル」に引き下げた。来期業績の利益足踏みが意識されるとしている。

またゼンショーホールディングス<7550.T>が軟調。子会社のフレッシュコーポレーション(群馬県太田市)が20日、総菜専門店「でりしゃす」の全店を閉店すると発表した。利用客が腸管出血性大腸菌O157に感染し、1人が死亡。感染源や感染経路は特定されていないとしながらも、総合的な経営判断のうえ決定したという。ブランドイメージ低下を懸念した売りが出た。

東証1部の騰落数は、値上がり854銘柄に対し、値下がりが1051銘柄、変わらずが123銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      20310.46 +11.08

寄り付き    20301.33

安値/高値   20272.82─20339.37

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1667.92 +0.04

寄り付き     1665.84

安値/高値    1665.12─1671.50

 

東証出来高(万株) 175657

東証売買代金(億円) 27747.43

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