日経平均反発、終値で7営業日ぶりの高値水準

米株高を好感、TOPIXは2015年8月以来の高値

 6月29日、東京株式市場で日経平均は、反発。終値では6月20日以来7営業日ぶりの高値水準で引けた。ドル/円は112円台前半と水準に大きな変化はなかったが、前日の米株が上昇し買い戻しが先行、寄り付き直後に一時130円超高となった。写真は都内で2015年8月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 29日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、反発。終値では6月20日以来7営業日ぶりの高値水準で引けた。ドル/円<JPY=>は112円台前半と水準に大きな変化はなかったが、前日の米株が上昇し買い戻しが先行、寄り付き直後に一時130円超高となった。ただ、買い一巡後は伸び悩みが続き、日中の値幅は約69円だった。TOPIXは堅調な金融株などが押し上げ要因となり、2015年8月19日以来の高値で引けた。

セクター別では、鉄鋼が上昇率のトップ。その他製品、証券がこれに続いた。半面、ゴム、繊維、鉱業が軟調。

きょうは国内の株主総会集中日で、株主提案を賛成多数で可決した黒田電気<7517.T>が買われるなど、総会に絡んだ個別の値動きが見られた。アノマリー的には株主総会まで株価は高いとされている。

市場からは「6月末は海外年金ファンドの中間期末ということもあり、お化粧買いが入りやすい。株主総会やファンドの決算などに絡んだ特殊な需給要因が剥げる7月上旬は調整することが多い」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鮎貝正弘氏)との声が聞かれた。

個別銘柄では、ソニー<6758.T>が反発し、2008年8月以来約8年10カ月ぶりの高値水準を付けた。29日付の日本経済新聞朝刊は、ソニーが29年ぶりに国内でアナログレコードの自社生産を再開すると報じた。音楽配信やCDにレコードを加えることで音楽販売の増加につなげるという。業績改善への貢献期待で買い注文が入った。

半面、ニトリホールディングス<9843.T>が大幅続落。6%以上下落し、東証1部の値下がり率トップだった。同社は28日、2017年3―5月期の連結営業利益が前年同期比5.6%減になったと発表した。売上高は同7.6%増。営業利益率が悪化したことを嫌気し売られた。新規出店の積極化によるコスト増に加え、決済レートが前年同期に比べて円安だったことも減益要因となった。

東証1部騰落数は、値上がり1513銘柄に対し、値下がりが398銘柄、変わらずが110銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値     20220.3+89.89

寄り付き   20260.87

安値/高値  20197.38─20266.59

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1624.07+9.70

寄り付き     1626.37

安値/高値    1620.7─1627.54

 

東証出来高(万株) 195041

東証売買代金(億円) 24419.93

 

 

(辻茉莉花)

マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • 就職四季報プラスワン
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
攻撃的な人の態度を軟化させる絶妙なワザ
攻撃的な人の態度を軟化させる絶妙なワザ
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
人材戦略から儲けのからくり<br>まで コンサル全解明

人材の争奪戦が過熱し、年収水準もうなぎ登りに。デジタル化を背景にコンサルティング業界は空前の活況を呈しています。本特集ではコンサル業界の動向やビジネスモデルを徹底解説。コンサル会社を賢く選び、上手に活用していくノウハウを紹介します。

東洋経済education×ICT