セルジオ越後「J1に18チームは多すぎる!」

W杯で勝ちたければ、レベルアップが急務だ

――新陳代謝という意味では、今回のイラク戦に向けて、ガンバ大阪の三浦弦太、柏レイソルのGK中村航輔、浦和レッズの宇賀神友弥、そしてブルガリアのベロエでプレーする加藤恒平といった選手たちが初選出されました。

加藤という選手のプレーは、僕は見たことがありません。ですが、せっかく招集したわけですし、6月7日にはシリアとの親善試合があるわけですから、そこで起用してほしいですね。彼らもなぜ自分が呼ばれたのか、プレーで証明しないといけません。

ワールドカップ本大会においては、過去2大会出場の本田圭佑選手の経験が生きる場面があるとみるセルジオ越後氏(撮影:今井康一)

また、今のパフォーマンスに不満があるということで、常連である森重真人、西川周作、清武弘嗣を外したのは理解できます。でも、それならばなぜ、依然としてミランで出番のない本田が選ばれているのか、選考基準があやふやです。本田の「経験」が必要だというのなら、ワールドカップの本大会で呼び戻せばいいんですよ。

――いわゆる「ベテラン枠」として、ですか?

そうです。本大会なら、これまでワールドカップに2大会出場した彼の経験がチームに生きる場面があるでしょう。でも、予選でベンチに置いておくのなら、ほかの選手に経験を積ませたほうがいい。たとえば、J1で結果を残している興梠慎三(浦和レッズ)や小林悠(川崎フロンターレ)らを呼んだほうが、戦力としても、チーム内の競争を高めるという点においてもいいんじゃないかと思いますね。

日本はアジアで苦戦していてはダメ

――最終予選は残すところ今回のイラク戦、8月31日のオーストラリアとのホームゲーム、9月5日のサウジアラビアとのアウェーゲームの3試合になりました。どのような戦いを期待しますか?

3連勝して、格の違いを見せてほしい。ハリルホジッチ監督は「ワールドカップでベスト8以上を目指す」と言っていますが、ベスト8を目標にしているチームがアジアで苦戦していてはいけません。日本サッカー協会の関係者や選手たちが「アジアのレベルが上がっている」と話しているのを耳にします。ですが、裏返せば「日本のレベルが上がっていない」と言っているようなものです。

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