あの英鉄道アニメに着目した鉄道会社の狙い ミュージアムは「チャギントン」がいっぱい

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東山車庫の外壁も水戸岡デザインに(筆者撮影)

プレートは、もちろん「MOMO」「TAMA」「KURO」もあるが、どうみても「CHUGGINTON」は別格扱いだ。しかしこれまで、両備グルーブでチャギントンのキャラクターを見た覚えはない。

なにはともあれ「おかでんミュージアム」を見てみようと思い、入館した。入館料は大人1000円、こども500円とやや高い感じがするが、「路面電車1日券」(大人400円・こども200円)を利用すると半額になる。

東山工場の西側へ回り込んだところにある入り口で靴を脱ぐと、そこからはフローリングが美しい「おかでんミュージアム」の1階フロアだ。受付はミュージアムショップも併設していて、近くには館長代理の猫「SUNたまたま」の家もある。家主の館長代理様は、ご不在のことも多いようだが……。

2階は「チャギントンルーム」

1階は水戸岡デザインを楽しむことができる空間だ(筆者撮影)

館内は壁から天井まで、当然のように水戸岡デザインがひしめいている。隣接する部屋では、オープン記念として3月27日まで「ミトオカエイジ イラスト展」が開催されていたが、こちらも水戸岡デザインで埋め尽くされていた。その部屋の先にはガラス窓があり、入場中の路面電車が見られる。そう、ここは車両工場の一角なのだ。建物内には工場側への扉があり、イベントの際などにはそこから出て、工場見学もできるようになっている。

と、ここまでは「おかでんミュージアム」に副名称「+水戸岡鋭冶デザイン」が付いていることが納得できる内容だ。

ところが、1階の一室にあるスクリーンでは、チャギントンの物語が放映されている。さらに、2階はチャギントンルームとなっている。

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