任天堂、営業益予想を大幅に引き下げたワケ 利幅の薄い「3DS」は好調だったが・・・

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4─12月期のスマートデバイス・IP(知的財産)収入は前年比2.4倍の106億円に拡大した。スマホ向けゲーム「スーパーマリオラン」が大きく貢献した。

君島社長によると、スーパーマリオランのダウンロード数はきょう現在で約7800万。課金ユーザーの割合は「2桁(10%)を目指してやっていきたいが、まだそこまでは達成していない」という。

ダウンロード開始後10日間で課金したユーザーは「全体の5%以上で、その後も徐々に上がっている」(君島社長)。今後はユーザーの要望等を踏まえて改善することで、10%の課金率を目指す。

ガチャ採用も歯止め策

2月2日に配信を始めるスマホ向けゲーム「ファイアーエムブレムヒーローズ」では、同社として初めて「ガチャ」と呼ばれる有料の電子くじ引き方式を採用した。ガチャをめぐっては、プレーヤーは欲しいアイテムを手に入れるためにガチャを回し続け、課金が高額になるトラブルも発生している。

君島社長はガチャを採用したことについて「射幸心をあおるとか、大金を使ってしまうことに対しては、課金の上限を設けたりするなど、きちっと配慮する」と述べ、課金に歯止めをかける仕組みを導入していることを強調した。

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