月給5万円の旅役者に嫁いだ元OLの悪戦苦闘 親に勘当された娘は覚悟を決め幸せを掴んだ
TBSテレビで1月16日にスタートした新番組『結婚したら人生劇変!〇〇の妻たち』(次回放送は1月23日<月>よる7時)。人気番組『プロ野球戦力外通告』『プロ野球選手の妻たち』を手掛けるスタッフが、夫を支える妻の姿を通して、夫婦の愛と葛藤に迫るドキュメンタリーだ。
初回オンエアで密着した夫婦の1組が、「旅一座の妻」。地方の健康ランドや旅館など日本中を旅しながら、呼ばれた場所へ赴き、お芝居を行う旅一座。全盛期には700あった劇団も、今では120ほど。その人気も衰退の一途をたどるのが現状。そんな旅一座の売れない役者に恋をしたのが、今回の主人公妻である、錦みやびさん43歳だ。
新妻を待ち受けたとんでもない試練
いまから20年前、熊本の小さな会社でごくごく普通のOLとして働いていたみやびさん。22歳のとき、友人に誘われた食事会で、旅一座の売れない役者だった夫・はやとさんと出会い交際に発展。その2年後に妊娠が発覚した。いわゆる「できちゃった婚」「授かり婚」だ。
OLとして普通の生活をしていたみやびさんは、旅一座のことなど全く分からないまま、その世界に飛び込む事となった。すると、そこには、とんでもない試練が待ち受けていた。
25歳で元気な男の子を出産したみやびさんは、生まれたばかりの赤ちゃんを連れ、夫の働く劇団に身を寄せる事となった。新婚生活の始まり。そこで目にしたのは、驚きの光景だった。
大勢の劇団員たちが生活する雑魚寝部屋。それもそのはず、公演中は劇場で住み込み生活をする旅一座で、夫は売れない役者。当然、個室などあるわけもなく、プライバシーはゼロ。子供が泣くと、他の役者に嫌味を言われ、神経をすり減らす生活に、胃潰瘍にもなったという。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら