月給5万円の旅役者に嫁いだ元OLの悪戦苦闘 親に勘当された娘は覚悟を決め幸せを掴んだ
新妻を待ち受けたとんでもない試練
いまから20年前、熊本の小さな会社でごくごく普通のOLとして働いていたみやびさん。22歳のとき、友人に誘われた食事会で、旅一座の売れない役者だった夫・はやとさんと出会い交際に発展。その2年後に妊娠が発覚した。いわゆる「できちゃった婚」「授かり婚」だ。
OLとして普通の生活をしていたみやびさんは、旅一座のことなど全く分からないまま、その世界に飛び込む事となった。すると、そこには、とんでもない試練が待ち受けていた。
25歳で元気な男の子を出産したみやびさんは、生まれたばかりの赤ちゃんを連れ、夫の働く劇団に身を寄せる事となった。新婚生活の始まり。そこで目にしたのは、驚きの光景だった。
大勢の劇団員たちが生活する雑魚寝部屋。それもそのはず、公演中は劇場で住み込み生活をする旅一座で、夫は売れない役者。当然、個室などあるわけもなく、プライバシーはゼロ。子供が泣くと、他の役者に嫌味を言われ、神経をすり減らす生活に、胃潰瘍にもなったという。


















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