スズキ「スイフト」の全面改良が早まった理由

スタイル刷新の4代目は16年末に日本で発表

これがスズキが年末に発表する新型「スイフト」だ

スズキは12月27日、主力のコンパクトカー「スイフト」をフルモデルチェンジ(全面改良)して発表する。2000年の初代から数えて4代目に当たる新型車で、フルモデルチェンジは約6年ぶりとなる。

これまで自動車メディアの多くは、4代目スイフトのデビュー時期について、2017年3月に開催されるスイスのジュネーヴショーにおけるワールドプレミアを経て、同5月ぐらいに日本国内でデビューするのではないかという予測を立てていた。

それを考えると、今年12月27日のデビューというのはスケジュールがかなり前倒しされた印象が強い。2017年1月に次期型「ワゴンR」が4代目スイフトよりも先にデビューするという観測もあったが、新型ワゴンRのデビューは同2月以降になる可能性もありそうだ。

記事冒頭写真のとおり、4代目スイフトの顔つきは現行3代目スイフトのイメージを残しつつも、マツダ「デミオ」のような大開口のラジエーターグリルの採用などで、さらに洗練されたスタイルとなっている。メカニズムについては、スズキの乗用車最新モデルに搭載しているモーターだけで走ることも可能なストロングハイブリッドユニットの搭載や衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」の採用も行われるはずだ。

この時期に発表するスズキの狙いは

なぜ、多くの自動車メディアが4代目スイフトのデビュー時期を外してしまったのだろうか。そこにはスズキの競合を意識した戦略がありそうだ。注目は2017年1月12日にトヨタ自動車が予定している「ヴィッツ」のマイナーチェンジ(一部改良)である。「アクア」のユニットを搭載したハイブリッドモデルが追加設定されるという観測が出ている。このタイミングで、ヴィッツと競合するスイフトをぶつけようというのがスズキの狙いであろう。

インドでは絶大な販売シェアを誇るスズキ。写真は人気の4メーターセダン、スイフト・ディザイア

スイフトはスズキの世界戦略車で、インドなど新興国で人気が高まっている。道路や気候など使用条件が劣悪な地域で高い評価を受けるには、耐久性など基本性能の高さも重要視されることもあり、その最新進化を遂げたモデルをホームグラウンドの日本へいち早く投入する施策にスズキの強い意気込みを感じる。

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