セックス・ピストルズの記念品、抗議の焼却へ マネジャーの息子が宣言

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 11月24日、英パンクロックバンド「セックス・ピストルズ」のマネジャー、マルコム・マクラーレン氏の息子であるジョセフ・コー氏は、主流派が支配する音楽業界に対する抗議として、同バンドのコレクションを燃やすと宣言した。写真は記者会見するコー氏(2016年 ロイター/Neil Hall)

[ロンドン 24日 ロイター] - 1970年代に結成された英パンクロックバンド「セックス・ピストルズ」のマネジャー、マルコム・マクラーレン氏の息子であるジョセフ・コー氏は24日、主流派が支配する音楽業界に対する抗議として、数百万ドルの価値があると見られる同バンドのコレクションを燃やすと述べた。

コー氏は、セックス・ピストルズのレコードや衣装、その他ゆかりの品を、バンドのデビューシングル「アナーキー・イン・ザ・U.K.」がリリースされてちょうど40年に当たる26日に焼却する、としている。コレクションの総額は500万─1000万ポンド(約7億─14億円)と見られるという。

コー氏は、「長い間、それらをどう処分すべきか考えていた」とした上で、「『パンクは死んだ。若い世代をだますのをやめよう』という良い機会」だと考え、焼却することに決めたと会見で述べた。

英国では、パンク40周年を記念して「Punk.London」と題した様々なイベントが行われたが、ベテランのパンクファンの多くは反感を抱いている。

バンドの元ボーカル、ジョニー・ロットンことジョン・ライドン氏はコー氏を批判。コレクションを売って、慈善団体に寄付すべきだと英メディアに述べた。

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