日経平均は737円安、今年2番目の下げ

世界景気先行きの不透明感から先物売りが主導

30日の東京株式市場は3日ぶりの反落で、全面安の展開となった。日経平均株価の終値は前日終値比737円43銭安い1万3589円03銭。TOPIXは同44.45ポイント安の1134.42。日経平均は今年2番目の大幅な下げ。前日の欧米株安、為替市場が円高に傾いていることなど複数の悪材料に加え、世界景気への先行き懸念も浮上して、日経225先物の売りが主導して現物の売りを誘う展開となった。東証1部の売買代金は概算で3兆3708億円、出来高は44億7963万株だった。

米連邦準備制度理事会(FRB)が量的金融緩和の早期縮小に踏み切るとの懸念が広がったことで、幅広い銘柄に利益確定の売りが出て、NYダウは前日比106ドル59セント(0.7%)安の1万5302ドル80セントで終えた。ハイテク関連の比率が高いナスダック総合株価指数も反落し、前日比21.37ポイント(0.6.%)安い3467.52だった。業種別S&P500種株価指数は、全10業種のうち9業種が下落。生活必需品や公益事業の値下がりが目立ち、金融が上げた。

外国人が売り越し、前場で1万4000円割り込む

東京市場寄り付き前の外国証券経由の売買注文は、売り1820万株、買い1810万株と10万株の売り越しとなった。売り越しは6営業日ぶり。

今朝の日経平均は前日比253円安の1万4072円で寄り付いた。その後1万4000
円を挟んだ値動きとなったが、結局、前日終値比393円安の1万3932円と1万4000円台を割り込んで前場を折り返した。

昼のバスケット取引は329億円が成立し、売買は「買いがやや優勢」と伝えられた。

後場寄りの日経平均は、前引け値よりわずかに高い1万3946円で寄り付いた。その後、13時台に日経平均の先物にまとまった売り物が出ると、現物が売られて日経平均が下げ、日経平均が下げるとさらに先物の売りが出て現物の売りを誘発するという展開となった。1444分には770円安の1万3555円まであった。結局、終値737円安という今年2番目の下げ幅で引けた。

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