損保ジャパンが米エンデュランス買収へ

約65億ドル、今週にも発表する可能性

 10月4日、関係筋によると、SOMPOホールディングス傘下の損害保険ジャパン日本興亜は、米国で事業を展開する企業保険大手エンデュランス・スペシャルティ・ホールディングスの買収を発表する。損保ジャパン本社で5月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 5日 ロイター] - 関係筋によると、SOMPOホールディングス<8630.T>傘下の損害保険ジャパン日本興亜は、米国で事業を展開する企業保険大手エンデュランス・スペシャルティ・ホールディングス<ENH.N>の買収を発表する。複数の関係筋が明らかにした。買収額は65億ドル前後になる見込み。

エンデュランスは農業、貿易、災害などの分野の損害保険・再保険を強みとする保険会社。2015年12月期の当期利益は(前年同期比1.3%減の3.1億ドル、1株利益は同18%減の5.73ドルだった。信用格付けはS&PでシングルA。

SOMPOホールディングスは今回の買収により、収益源のさらなる国際化を進める。関係筋によると、SOMPOホールディングスは買収資金の大半を、手元資金でまかなう見込み。今年8月にはハイブリッド債の発行で計2000億円を調達していた。

日本の保険会社は国内市場の縮小を背景に海外に成長の活路を求め、合併・買収(M&A)を行ってきた。過去最大の海外M&Aは、昨年の東京海上ホールディングス <8766.T>による米HCCインシュアランス・ホールディングスの買収(75億ドル)だった。

5日付の日本経済新聞は、損保ジャパンがエンデュランスを買収する方針を固めたと報道した。損保ジャパンは5日午後、買収について正式発表する予定。エンデュランスは4日(米東部時間)、報道を受け「戦略的取引の可能性」について損保ジャパン側と協議に入っていると発表していた。

*写真キャプションを修正して再送しました。

 

(マイク・ストーン、浦中大我)

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