サムスン、ノート7販売再開を10月1日に延期 国内でのリコール完了を優先させるため
[ソウル 25日 ロイター] - 韓国のサムスン電子<005930.KS>は25日、バッテリーの不具合で発火の恐れがあるとして、リコール(回収・無償修理)をしている新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」の韓国での販売再開日を10月1日とし、当初予定していた9月28日から3日延期すると発表した。
延期の理由について、同社は国内でのリコール完了を優先させるため、とした。
同社は9月2日、韓国や米国など世界10カ国・地域で販売された「ギャラクシーノート7」少なくとも250万台についてリコールを発表。早期のリコール完了と販売再開で第4・四半期の売り上げ回復を目指すが、韓国でのリコールの遅れが見通しを厳しくしている。
韓国では19日から、安全なバッテリーを搭載した製品との交換が始まった。サムスン電子によると、これまでに回収された製品は約20万台と、韓国でのリコール対象の半数にとどまり、リコールペースはシンガポールや米国など他の市場よりもはるかに遅い。
同社は「(当初の予定通り)9月28日に販売が再開される場合、リコール率は大幅に低下する可能性が高い」との見方を示した。
ただ、販売が再開される10月1日以降は、リコール対象の製品を国内のキャリアを通じて交換することができなくなるため、リコールはさらに進めづらくなる。
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