8月の全国百貨店売上高は前年比6.0%減に 6カ月連続マイナスに
[東京 21日 ロイター] - 日本百貨店協会が21日発表した8月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比6.0%減の4092億円と、6カ月連続マイナスだった。6.0%減は、今年最大の落ち込みとなる。
8月は、主力の国内市場売上が同5.2%減、インバウンドも同26.6%減と不調だった。商品別では、主力の衣料品が同10.7%減と、消費増税前の駆け込み需要の反動が出た昨年3月以来の2桁減となった。婦人服に回復の兆しがみえず、紳士服・子供服とも販売不振だった。
規模別では全ての店舗規模が前年に届かず、また地区別でみても全18地区のうち、北海道を除く全地区でマイナスとなった。協会では「構造的な課題を抱える中、インバウンドや個人消費の低迷も長期化しており、急回復は厳しい状況にある」としている。
調査対象の百貨店は81社・236店舗。東京地区は前年比5.9%減と、2カ月ぶりマイナスとなった。
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