「住みたい都市ランキング」の街は安全なのか 地盤などの土地の危険度をチェックしよう
危険地域に住んでいることがわかった場合、いったいどうすればいいのか。
土地の知識を身につける
「まず、なぜ危ないのかを知ることです。地盤の性質をとらえ、災害時に何が起こりうるかを調べたうえで必要な対策を取ることが肝心。洪水ひとつをとっても、自分の住んでいる土地の高さと河川の高さ、そして自宅と河川の蛇行の位置関係を知っていればずいぶん違う。地震についても同様です。自宅の地盤はどの程度揺れるのかを把握するだけで、耐震化の必要性や緊急性がわかります」
同じ自然災害でも、知識や情報の不足から、本来は防げるはずの被害に遭ってしまうケースがあとを絶たない。知識を身につけることは、身近で大事な防災なのだ。
<プロフィール>
◎大木裕子さん 地球科学コミュニケータ、中小企業診断士。東京大学地震研究所や出版社勤務を経てウェブサイト『Solid Earth Channel』を運営。著書に『住んでいい町、ダメな町』(双葉社)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら