中国初の国産小型ジェット旅客機が就航

成都-上海間、第1便には乗客70人が搭乗

 6月28日、中国国内で製造された初の小型ジェット旅客機が就航した。上海で撮影(2016年 ロイター/Aly Song)

[上海 28日 ロイター] - 中国国内で製造された初の小型ジェット旅客機が28日、就航した。第1便には乗客70人が搭乗し、四川省成都から上海まで2時間12分かけて初飛行した。

ジェット機を製造した国有企業の中国商用飛機(COMAC)[CMAFC.UL]は声明で「中国の民間航空の発展にとって重要な一里塚だ。自国で開発した旅客機が初めて中国の空を飛んだ」と述べた。

この国産旅客機「ARJ─21」は、ブラジルのエンブラエル<EMBR3.SA>や、カナダのボンバルディア<BBDb.TO>などの小型ジェット機と競合することを目指す。

COMACの金壮龍会長は、第1便が到着した上海虹橋空港で、同社が引き続き「ジェット機の設計を最適化し、連続した工業化ペースで前進し、国内および海外市場を開拓する」と、記者団に語った。

中国は世界に向けた飛行機の供給拠点を目指しており、ボーイング<BA.N> の737型機やエアバス<AIR.PA> のA320型機に対抗して狭胴型ジェット機「C919」の開発を進めている。また、ロシアと共同でより大型の広胴型ジェット機を開発する計画もある。

ただ、製造経験の不足などからC919もARJ─21もたびたび計画に遅延が生じていた。ARJ─21は、当初予定より10年以上遅れ、昨年末にようやく民間航空当局が中国国内の飛行許可を出した。

COMACによると、ARJ─21は国内航空会社を中心に300件を超える注文を受けているという。

*写真を差し替えます。

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