NYダウ610ドル安、S&P金融株指数5%超安 英国EU離脱の影響が米国にも波及

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6月24日、米国株式市場は大幅に反落して取引を終えた。英国のEU離脱の決定は市場に不意打ちとなった。写真は2015年9月、NY証取前で(2016年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 24日 ロイター] - 米国株式市場は大幅に反落して取引を終えた。英国の欧州連合(EU)離脱の決定は市場に不意打ちとなった。

S&P500種指数はここ10カ月で最も大きな落ち込みとなり、前年末の水準を下回った。市場関係者の多くは来週も相場の乱高下が続くとみている。

S&P金融株指数は<.SPSY>は約5.4%安と2011年11月以来の大幅なマイナスだった。

高配当な公益事業株が買われ、S&Pの主要10部門のうち、公益株指数<.SPLRCU>のみプラス圏で取引されたが、それも0.09%高とわずかな伸びにとどまった。

週間ベースでは、S&Pとダウがともに約1.6%低下し、2月以来の大幅安だった。ナスダックは約1.9%低下した。

週間ベースの値下がりが比較的小さかった背景には、英国民投票を前にした前週末の世論調査でEU残留派が勢いを増していることが示されたことがある。これを受け株価は前日まで値を上げていたからだ。

多くの市場参加者は、幅広い銘柄が値下がりしたことは、様子見の投資家が徐々に株式投資を増やす好機だと指摘。市場では、英国の離脱を受け連邦準備理事会(FRB)は今年利上げを見送ると予想し「マーケットにとっては良いことだ」とする声も聞かれた。

米取引所の合算出来高は153億株で、2011年8月以来の多さだった。直近20営業日の平均は68億株。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では下げと上げの比率が5.47対1だった。ナスダックの同比率は5.20対1だった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種17400.75 -610.32 -3.39 17946.63 17946.63 17356.34 <.DJI>

前営業日終値 18011.07

ナスダック総合 4707.98 -202.06 -4.12 4715.80 4798.22 4698.42 <.IXIC>

前営業日終値 4910.04

S&P総合500種2037.41 -75.91 -3.59 2103.81 2103.81 2032.57 <.SPX>

前営業日終値 2113.32

ダウ輸送株20種 7320.55 -350.98 -4.58 <.DJT>

ダウ公共株15種 685.71 +2.99 +0.44 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 675.40 -41.27 -5.76 <.SOX>

VIX指数 25.76 +8.51 +49.33 <.VIX>

S&P一般消費財 605.69 -22.77 -3.62 <.SPLRCD>

S&P素材 289.15 -13.25 -4.38 <.SPLRCM>

S&P工業 472.67 -19.89 -4.04 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 544.56 -10.72 -1.93 <.SPLRCS>

S&P金融 297.92 -17.03 -5.41 <.SPSY>

S&Pエネルギー 497.72 -18.12 -3.51 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 802.20 -23.21 -2.81 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 176.60 -1.64 -0.92 <.SPLRCL>

S&P情報技術 696.41 -30.89 -4.25 <.SPLRCT>

S&P公益事業 256.12 +0.23 +0.09 <.SPLRCU>

NYSE出来高 25.10億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 15245 + 295 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物9月限 円建て 15120 + 170 大阪比 <0#NIY:>

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