7000人リストラも一息つけないルネサス

ルネサスの苦境

 

なお、同日の会見でルネサス側は、産業革新機構からの出資提案についてはコメントを控えた。そもそもルネサスは、今回の7446人リストラで構造改革を終わりとしていない。引き続き工場譲渡を検討しており、その流れで一段の人員削減を見込んでいる。赤尾泰社長が「5千数百人の倍程度のリストラ」を示唆していることを考えると、最終的なリストラ人数は1万2000人程度かそれ以上となりそうだ。

今回のリストラ特損の計上で9月末の自己資本比率は13%となり、3月末時点と比べて半減した。今後の資本増強は不可避に見えるが、「手元の水準で考えると、会社運営に問題ない」(佐川氏)。だが一段のリストラに踏み込むことを考えると増資は不可避。ルネサスを取り巻く環境は厳しさを増しており、抜本的な改革が求められている。

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