業界初のポイントサービスで商機広がる--住岡浩二・日立建機日本社長《キーマンを直撃》

--そもそも複数取引に積極的に対応できるようになったのは、国内で4月に販売・サービス部門とレンタル部門を一体化したためです。新会社「日立建機日本」設立の背景を教えてください。

実はここ10年近く、どの拠点でもレンタル、販売、サービスを全部やろうという掛け声はありました。統合の前でも、優秀で好かれている営業マンのところには、新車販売、修理、レンタルの要求が何でも来ていました。だから、皆がそうなりましょうと。ただし、会社が別で、船頭も2人いますから、なかなかうまくいきませんでした。別会社になっていると、自分の所属部署のことを最優先で考えます。気持ちはあっても、どうしても壁が存在していました。

■1つの会社にして壁をなくす

しかし、1つの会社にすることによって壁がなくなります。10年末から11年の初めくらいに統合の方針が決まり、11年5月からほぼ1年かけて準備をしてきました。販売やサービスの拠点でレンタルも行い、レンタルの拠点で販売・サービスも行うことによって、拠点数も人も実質的に倍になりました。社員は全国2500人くらい、拠点がざっと250くらいあります。これにより、さらにきめ細かくお客さんの要望に応えられるようになりました。

--ようやく組織面が整いましたね。

1990年代に当社のレンタル事業がスタートしたばかりのときは、大赤字で大変な状況でしたけれど、利益が出る事業に育ってきました。そういう過去の積み重ねの上に今回の統合があります。社内公募で生まれた日立建機日本の社内スローガンは、「気持ちをひとつに進化をつなぐKenkijin!」。過去からやってきた取り組みをさらに進化させるのだという意味が含まれており、個人的には非常に好きな言葉です。

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