アップルが40周年の節目、その「功績」とは? 1976年、3人の若者がこの会社を立ち上げた
アップルは、2016年4月1日に40周年記念を迎えた。
世界でもっとも価値ある企業のひとつであるアップルは1976年にスティーブ・ジョブズ、スティーブ・ウォズニアック、ロナルド・ウェインによって創立された。ウォズニアックは、パーソナルコンピュータを革新することとなったApple IとApple IIコンピュータを生み出した。
ロナルド・ウェインは、アップルを設立する契約を起草した人物である。彼はアップル株の10%を保有し、ジョブズとウォズニアックは45%を保有することになっていた。
しかし、数日のうちに、ウェインはこの駆け出しのテクノロジー企業にはかかわらないことにした。ウェインは800ドル、のちにさらに1500ドルを受け取り、この契約から離脱した。彼の10%の株は今日なら何十億ドルもの価値だっただろう。
「アップルは21世紀のすばらしい企業だと思います。たんなる規模に関してだけでなく、革新への集中と、スペックだけではない全体的な製品の使用感。それがアップルというものだと思います」 と IHS Global Insightの外国リスク分析部長であるジャン・ランドルフは言う。
ウォズニアックは、最初のコンピュータ「Apple」を手作りして666ドルの値を付けた。今日、Apple社は、6000億ドル以上の価値がある。
「半数以上のパーツが日本で作られ、そして中国で組み立てられています。ほとんどがカリフォルニア以外で企画、管理されている世界的な企業です。21世紀の世界的な企業のすばらしい例といえるでしょう。とても革新的です。問題は、前進する革新のペースを維持できるのかということです」とランドルフは続けた。
この会社は、過去40年以上にわたって変化を続け、Mac、iPhone、iPad、最近ではApple Watchを製造している。スティーブ・ジョブズは、アップルを世界のもっとも羨まれる大企業に変身させた中心人物となった。
2011年に彼が56歳で逝去した時は、世界中の多くの人々は、彼がコンピュータ、音楽、携帯電話の世界を変容し、人々の通信方法と情報とエンターテイメントへアクセスする方法の変化にどれだけのことをしたかを覚えていたただけに息を飲んだ。
ジョブズは、テクノロジーの世界を4回か5回、大改革した。はじめは1970年代のすばらしいパーソナルコンピュータであるApple IIで、次には1980年代のマウスで動かし、コンピュータを魅力的にしたきれいなスクリーンで表示するMacintoshで、2001年デビューのおなじみiPod、2007年のiPhone、そして2010年のiPadは、一年後にはMacをしのぐ売り上げとなった。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら