業績好調のリブセンス。村上社長が26歳の誕生日を迎える前に、今度は東証1部の最年少記録更新へ
マザーズ上場による認知度向上で顧客企業数が拡大したことに加え、価格改定(値上げ)の浸透、ユーザー数の増加による成約が順調に伸びているためだ。下期に入って、同社として初めてテレビCMを流すなどさらなる認知度の向上に努めている。今回の東証1部(あるいは東証2部でも)指定で認知度はさらにアップするだろう。
リブセンスは無借金で、順調な本業がキャッシュを生んでいる。ネットに特化した同社のビジネスでは資金調達の必要はない。現状では1部指定基準(2部でも)には株主数が満たないため、役員が持つ株式48万6600株を売り出しに回す。今回の市場変更は資金調達が目的ではないため新株発行は行わず、株式の希薄化はない。売り出し価格決定日(9月18日~21日のいずれか)以降に、1部か2部かが決まる予定だ。
村上社長は、「よい商品、よいサービスを作って多くの人にプラスの影響を与えること」と起業の動機を語っている。社会に与えられる影響が大きい東証1部を目指すのは既定路線だった。
(山田雄大 撮影:梅谷秀司 =東洋経済オンライン)
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