ルネサンスがフィットネス業界初の建築士事務所開設、同業他社からの受注にも意欲
DIC系で「スポーツクラブルネサンス」を運営するフィットネス業界大手のルネサンスが、業界初となる建築士事務所を社内に開設した。
管理建築士となるのは、二級建築士であり、ルネサンスの社員でもある吉田光輝氏。東京都に登録した「二級建築士事務所」となる。当面はルネサンス自身のスポーツクラブ開設等を中心業務とするが、将来的には、同業他社のスポーツクラブ開発を受注していく可能性もあるという。
ルネサンスはここ数年、毎年数店以上のスポーツクラブを継続的に出店。前2012年3月期は震災の影響もあり出店数が2店とやや抑えぎみだったが、今13年3月期は小型店なども含め8店を出店予定だ。
スポーツクラブの施設(ハード)を作る際には、外部の設計事務所や建設会社に設計や工事を依頼し、場合によってはコンサルティング会社に監修を依頼して、開発を進めるのが一般的。ただ、スポーツクラブは、プールや風呂などの水回り設備を多く抱え、居室ごとの環境が大きく異なり、水や電気、ガスなどのエネルギーも大量に消費するなど、通常の建物とは違う点が少なくない。
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