ルネサンスがフィットネス業界初の建築士事務所開設、同業他社からの受注にも意欲

そうした特殊性がきわめて高い施設を開発するため、ルネサンスでは社内で開発業務を担当する「施設開発部」が、過去の開発の成功事例と失敗事例を長年にわたって積み重ね、独自のノウハウとして構築してきた。それらの経験とノウハウを生かせば、スポーツクラブ運営で必要とされる、より専門性の高い施設を構築でき、さらにコスト面でも効率化できる。

たとえば、ルネサンスが7月に移転オープンした野田店(千葉県野田市、下写真)では、今まで地下部分を掘削して作っていたプールを地上部にカサ上げして作るといった建築工法の工夫により、建設コストを従来型店舗の半分程度に抑えることができた。こうしたイニシャルコストの圧縮に加え、水道光熱費のようなランニングコストについても、スポーツクラブならではの設計・建設上の工夫を積み重ねれば、低減していくことが可能になる。

二級建築士事務所の場合、一級建築士事務所に比べると設計できる建物の面積や高さには一定の制限がある。今回の事務所開設を手始めに、ルネサンスは建築士人材の育成等にも取り組み、将来的には同業他社のスポーツクラブ施設開発にも業務を広げていく可能性があるという。

(大滝 俊一 =東洋経済オンライン)

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