『いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ』を書いた吉川洋氏に聞く--二人の唱える経済学は水と油ではありません《09年上期ベスト経済書1位》


 --シュンペーターは起業家について印象的な言葉を残しています。

彼は、イノベーションとは、何が何でも俺はこれをやりたいという、まさに荒野の呼び声みたいなもので、金儲けを最優先に考え始めたら、イノベーターの死だと言っています。

ほかにも彼は「イノベーションに大事なのは家族。イノベーション衰退の兆候は少子化に現れる」と言っています。家族、一族のためという一個人を超えた衝動こそが、イノベーションの源泉であり、自らの効用だけを考え始めたら、イノベーションがおしまいになる、と。

よしかわ・ひろし
1951年東京生まれ。東京大学経済学部卒業後、イェール大学経済学博士号取得。93年より東京大学大学院教授(マクロ経済学専攻)。小泉内閣、麻生内閣の経済財政諮問会議で民間議員を務めた。

(週刊東洋経済編集部 撮影:梅谷秀司)


ダイヤモンド社/1890円

  

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