『いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ』を書いた吉川洋氏に聞く--二人の唱える経済学は水と油ではありません《09年上期ベスト経済書1位》


 --シュンペーターは起業家について印象的な言葉を残しています。

彼は、イノベーションとは、何が何でも俺はこれをやりたいという、まさに荒野の呼び声みたいなもので、金儲けを最優先に考え始めたら、イノベーターの死だと言っています。

ほかにも彼は「イノベーションに大事なのは家族。イノベーション衰退の兆候は少子化に現れる」と言っています。家族、一族のためという一個人を超えた衝動こそが、イノベーションの源泉であり、自らの効用だけを考え始めたら、イノベーションがおしまいになる、と。

よしかわ・ひろし
1951年東京生まれ。東京大学経済学部卒業後、イェール大学経済学博士号取得。93年より東京大学大学院教授(マクロ経済学専攻)。小泉内閣、麻生内閣の経済財政諮問会議で民間議員を務めた。

(週刊東洋経済編集部 撮影:梅谷秀司)


ダイヤモンド社/1890円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ミセス・パンプキンの人生相談室
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • カラダとおカネのよもやま話
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
大手から専業まで大混戦<br>中古マンション販売の隘路

新築価格が高止まりし、参入業者が急増する中古マンションの「買い取り再販」。デベロッパー自ら物件を取得し、リノベーションを施して販売する手法だ。価格上昇や売れ残り増加など懸念材料も出現、手放しでは喜べない活況の裏側を描く。